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新年のご挨拶

2019年1月7日 UP
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新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、改めて深くお礼申し上げます。
私にとって、2018年は昨年に引き続き研究及び関連する諸活動が大きく前進する1年でした。

【2018年の活動ハイライト】
第1に、国内外で4冊(下記)を上梓しました。
うち、『工匠精神』が中国で8月に発売早々、アマゾンで売上No,1になりました。
・『ファミリービジネス白書2018年版 100年経営とガバナンス』白桃書房
・『工匠精神』(『長寿企業のリスクマネジメント』の中国語版) (監修著)中国人民大学出版社
・『経営之原点』(『経営の原点』の中国語版)(単著)東方出版社
・Competitive Advantage in Long-Lived Firms: Implications of Market Characteristics and Strategically Relevant Knowledge (co-authored), in The Palgrave Handbook of Heterogeneity among Family Firms.

論文は1点が公刊されました。
「親族内事業承継とファミリー資本-日本坩堝㈱における茂木家の役割を中心に-」『事業承継』7:153-166.

 

第2に、2015年に発足した(一社)100年経営研究機構は既に4年目に入り、代表理事として諸活動に多忙を極めております。
機構は、長寿企業のデータベース化、企業永続ノウハウの体系化・発信、さらに新たな経営スタンダードの発信を目的とし、息の長い活動を続けます。
定期的活動として、各種研究会、現地視察では老舗企業、ベンチャー経営者など多彩な顔ぶれで交流の輪が広がりつつあります。
2018年の主な活動として、機関誌を『百年経営』と題して大幅刷新致しました。
一層のご理解とご支援のほどお願い申し上げます。
*詳細は100年経営研究機構HPをご参照ください。

 

第3に、長寿企業及びファミリービジネス研究を一層積極的に推進することができました。
ファミリービジネス研究では、月例研究会が114回を迎え、質量ともに一層充実して参りました。
学会活動では、国内外で下記の発表を行ない、研究の輪を広げております。

・実践経営学会
「長寿FBと株価パフォーマンス」

・日本経営学会
「ファミリービジネスの多様性について」
「上場ファミリービジネスにおける株価パフォーマンス」(共同)

・同関東支部会
「ファミリービジネスにおける所有権について」
「上場ファミリービジネスにおける経営行動と業績に関する研究」(共同)

・事業承継学会
「事業承継における根本的問題と解決策の提示—両世代間のコミュニケーションを中心に—
「「未来の社長応援団」事業による事業承継の促進」(共同)

・ファミリービジネス学会
「ファミリービジネス白書について−ファミリービジネスの定義と区分を中心に−」(共同)
IFERA
IFERA ASIA

 

その他、下記諸団体でお手伝いさせて頂いております。活動の詳細はそれぞれのHPをご覧頂ければ幸いです。
日本文明研究所
史跡湯島聖堂 公益財団法人斯文会
100年経営の会
一般社団法人 企業価値協会
公益財団法人就職支援財団

 

以上、突然のご要請も多く、果たしてお役に立てるか分かりません。しかし、ライフワークである長寿企業研究に直接的・間接的に関連しており、有機的に結合して企業長寿の解明に連なっている点が重要と考えており、敢えてお引き受けしております。またお蔭様で、こうしたネットワークの拡大が新しい視野ならびに着眼点を与えてくれた結果、長寿企業研究が大きな節目を迎えた点について、非常に感謝しております。

 

【2019年の活動計画】
1 データベースの公開
長寿企業に対する関心が高まる中、データベースの一般公開を準備しております。
内容は日本および海外各国にも分布する超100年企業のデータです。
ぜひ各種企業・研究者さらに広範囲の方々に喜んでいただければ幸いです。
長寿企業の情報は、データベースだけでなく、次のような多様なメディアがあります。
—各種名簿
—古地図
—各種番付
—電話帳
これらを組み合わせる工夫をすると、長寿企業の全貌が浮き彫りにできると期待しています。

 

2 研究
研究面では、下記を重点にする予定です。
—長寿企業の国際比較(特にドイツ、米国を対象として)
—生存率
—長寿性の要因(特に事業承継を重点として)
長寿企業の研究は奥が深いだけではありません。
実際の企業経営に携わる方々に、少しでもお役立ちしたいと念じております。
特に、経営者・後継者の最大の関心事である事業承継は、私の重点テーマでもあります。

 

3 『ファミリービジネス白書 2020年版』11月刊行(予定)

これらの諸活動は多くの仲間との共同プロジェクトとして進めて参ります。
このホームページを訪れていただいた皆様のご参加・支援を心からお待ちしております。

 

2019年が皆様にとって、より良い1年でありますように
長寿企業・ファミリービジネス研究が更に前進しますように、よろしくお願い申し上げます。

 

2019年1月1日
日本経済大学大学院 特任教授
一般社団法人100年経営研究機構 代表理事
後藤 俊夫